皆さんこんにちは。アムビです。
本日はFXトレードをするにあたって必ず使う用語である、pips(ピプス)についてお伝えします。
以前一度pips(ピプス)についてお伝えしていますが、今回は少し掘り下げて説明していきます。
まだpips(ピプス)がよくわからないという方や、用語は知っているけど詳しいことは知らない方などはこれを読んで理解してくださるとうれしいです。
pips(ピプス)とは
値幅(値動きの大きさ)
pips(ピプス)とはpercentage in point の略です。
これは、最小通貨単位の1パーセント(100分の1)という意味です。
つまり、日本円であれば1円の1パーセントである0.01円(=1銭)が1pipsとなります。
ドルで考えてみると、1セントの1パーセントである0.01セント(=0.0001ドル)が1pipsはとなるのです。
同じ1pipsと言ってもなんの通貨が絡んでいるかによって意味が変わってきてしまいます。
なぜpips(ピプス)を使うのか
pips(ピプス)を使うと各通貨の値幅がわかりやすいという利点があります。
例を挙げて説明すると、USD/JPY(ドル円)が0.365円上がったということをpipsを使って表してみると、USD/JPYが36.5pips上がったと言えます。
また、EUR/USD(ユーロドル)が0.0365ドル上がったということをpipsを使って表してみると、EUR/USDが36.5pips上がったということができます。
円やドルで表すと違う表し方になりますが、pipsで表すと同じように36.5pipsという言葉で言い換えることができるのです。
0.365円上がったというよりも36.5pips上がったと表現したほうが、どれくらいの値幅が変化したかということ他の通貨ペアとも比較しやすく、わかりやすいのです。
小数点以下3桁と5桁の違い
少しFXトレードをしたことがある方は疑問に思っている方も多いと思います。
これは、円が絡む通貨ペアなのか、円が絡まない通貨ペアなのかで変わってきます。
FXの取引は0.1pipsまで表示することが多いです。
ですから、円が絡む通貨ペアは1pips=0.01円ですから0.1pips=0.001円となるので、小数点以下3桁まで表示することになります。
同様に円が絡まない通貨ペアは1pips=0.0001ドルですから、0.1pips=0.00001ドルとなります。小数点以下5桁まで表示します。
チャートで見てみましょう。
左がドル円のチャート、右がユーロドルのチャートです。
どちらも左上に取引パネルを出しておきました。
取引パネルの左側が売りのエントリーをするときの値で、右側が買いのエントリーをするときの値です。
左のドル円のチャートは円が絡んでいますので、小数点以下3桁までが表示されています。
大きく表示されているところが1pipsと10pipsの値でわかりやすいようになっています。
また、右側のユーロドルのチャートは円が絡んでいないので、小数点以下5桁までが表示されています。
これもわかりやすいように1pips10pipsのところである小数点以下4桁3桁目を大きく表示してあります。
さいごに
少し複雑のように感じるかもしれませんが、やっているうちに必ず慣れてきます。
またそれほどむずかしく考えなくても大丈夫です。
通貨ペアの値幅を共通の単位で表すためにpipsが使われているんだなと知っていれば十分だと思います。
損益の計算はこのpipsとlot(ロット)を使って行います。
lot(ロット)の詳しい説明は次回行います。
まずはpipsをしっかり理解してください!
最後までご覧いただきありがとうございました!!